こんにちは（＾＾）
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ある日の通院中のこと。
診察の合間に、夫かるかんと病院内のベンチで休憩をしていました。
すると、ひとりのおばあさんがかるかんに向かって、ニヤニヤしながらこんなことを言ってきました。
「そんなに痩せてるから、病気なんかするんだ」
その方は体は元気そうでしたが、精神的なものでは明らかに普通ではなさそうだったのですが・・・。（認知症かもしれないし、もうちょっと別なものかもしれないし）
でも私はその一言にものすごくカチンと来たのです。
相手の表情や、言い方もそうでしたが。
何よりも。
夫はガンのせいでこんな風になってしまったのです。
出会った時は瘦せ型でしたが、年齢とともにちょっぴりぽっちゃりに。
でも、私がそう言ってしまうと、変なダイエットの仕方をしてしまうから、本人に任せようと思ってました。
癌の症状が出始めてから、腹痛と吐き気がひどく、ご飯もほとんど食べられなくなり、上半身はガリガリに。でもお腹は腹水の影響で、まるで妊婦みたい。
夫の辛い姿を見てきた私は、たとえその人が「普通」の状態でなかったにしても、黙ってやり過ごすことが出来ませんでした。
「病気のせいで痩せたんですっ！！！あなたに何がわかるんですか！？」
かなり強い口調だったと思います。
そのあと、その方はよくわからないことをぶつぶつ言いつつ、ニヤニヤしながら去っていきました。
夫のほうが傷ついていたはずなのに、悔しくて泣き出した私を夫はなだめてくれました。
夫：「ああいう変な奴はほおっておけばいいんだ」
私：「でも、どうしても、許せなかったんだもん・・・」
夫：「でも、オレの為に怒ってくれたんだよな。ありがとう（＾＾）」
いい大人なのに、大人げなくてごめんね・・・。
きっと逆の立場だったら、夫はもっと上手に切り抜けたんだろうなと思います。
通院中、一期一会でいろんな出会いがありました。
いい思い出もあるし、こんな感じで嫌な思い出もあります。
でも、これってある意味、貴重な体験とも言えますよね。
だから、私は夫の看病をさせてもらったことに、すごく感謝をしています。
また別の出会いについても書いていこうと思います。